CBTと自動思考:only one からone of them へ 見方A・B・Cを加えて バランスを良くする
見方B
only oneからone of them へ
状況 見方A
悲観、自責 関係づけ など
ミス、トラブル 叱責、対立 など
見方C
自動思考≠誤った考え 自動思考
自動思考がonly one であるのがまずい
認知療法による変化 ① 自動思考の把握 ② 適応的・合理的思考の案出 ・only one から one of them へ ・バランスを立て直す(→「気分の変化」) ③ 経過観察、経過からのフィードバック ・jumping to conclusion をやめ、待てるように ・情報をフィードバックし、バランスの良い認知に ④ 自分のテーマ(スキーマ)の修正 ・社会不安障害→欠点が察知されて、負の印象 ・人格障害(例:BPD)→見放される、全否定 ・統合失調症→周囲の言動の関係づけ など
相手はどう受け止めるだろうか?② ・「緊張」「沈黙」「ふるえ」「発汗」などの認知・対処 ・現在の見方は必ずしも間違ってはいないが、それだけだと 偏りが大きく問題(相手の受け止め方とのずれ、症状維持) ・他の色々な受け止め方もふまえられ、バランスをとれると 楽になることが多く、一般的な受け止め方に近づく (only one から one of them へ) (*)過去に他人から指摘された記憶が外傷体験となって おり、過度にとらわれこだわっていることが多い (*)“only one から one of them へ”は認知療法の定石
患者自ら表現する場合以外の 外傷体験の扱い方 ・患者自ら表現する場合以外では、以下の手順が普通 ① あるトリガーで、予想以上の反応がみられる(観察) ② 病態との関連を推測して、扱うか否かを判断(評価) ③ 「予想以上の反応」との治療者の観察を伝達(伝達) ④ 同意が得られたら当該テーマの由来を検討(検討)